整体の現場で、ある特徴があります。
肩こりがひどい方の多くは、
実は 性格がとても優しい人 です。
・空気を読む
・相手を優先する
・人に迷惑をかけたくない
・場を乱したくない
こういう方です。
もちろん肩こりの原因は色々あります。
デスクワーク、スマホ、姿勢など。
ですが、それだけでは説明できないケースも多いのです。
例えば同じ仕事をしていても、
肩が柔らかい人とガチガチの人がいます。
この違いはどこから生まれるのでしょうか。
実は、人は「気を使う」とき、
無意識に体のある部分を緊張させています。
それが 首と肩 です。
人は周囲を気にしているとき、
身体は少し前かがみになり、
肩が上がる姿勢になります。
これは動物としての本能的な反応です。
危険や緊張を感じると、
人は体を守ろうとして
・首をすくめる
・肩を上げる
・呼吸を浅くする
という状態になります。
つまり、
気を使う=軽い緊張状態
なのです。
そしてこの緊張が、
毎日少しずつ積み重なっていきます。
例えばこんな場面です。
ママ友との会話
職場の人間関係
家族の空気
「変なこと言ってないかな」
「嫌われてないかな」
「気を悪くしてないかな」
こういうことを考えていると、
体はずっと警戒モードになります。
すると首や肩の筋肉は
休むタイミングを失います。
筋肉は本来、
緊張する
↓
ゆるむ
というリズムを繰り返しています。
ところが気を使い続けると、
ずっと 緊張したまま になります。
これが慢性的な肩こりです。
面白いのは、
施術をしているときです。
体がゆるんでくると、
患者さんがポロっと言うことがあります。
「実は人間関係で悩んでいて…」
こちらが聞いたわけでもないのに、
自然と出てくるのです。
体の緊張がほどけると、
心の緊張も少しゆるむからです。
逆に言うと、
肩こりというのは単なる筋肉の問題だけではなく、
生き方のクセ
が体に現れていることもあります。
もし肩がいつも固いなら、
それは
「少し気を使いすぎていますよ」
という体からのメッセージかもしれません。
人に優しくできることは、とても素敵なことです。
ただ、ずっと頑張り続けると、
体が先に疲れてしまいます。
体は正直なので、
無理をするとちゃんとサインを出してくれます。
肩こりは、
そのサインの一つなのかもしれません。

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